広島県(廿日市市)
大聖院

806年(大同元)に弘法大師が弥山で百日間の求聞持の修法を修め開創されたと伝えられています。
明治維新までは、嚴島神社の法会祭事を司る別当職であり、観音堂には清盛公も信仰した縁のある十一面観音菩薩像が祀られています。
小松内府 平重盛お手植えの松

平清盛の長男・平重盛は、1177年に父清盛公と大願寺に参詣した際、千僧供養や舞楽を行っています。
「芸州嚴島図絵」には、重盛公が植えたと伝えられる老木が大願寺境内にあると記されています。
二位殿燈籠

壇ノ浦の合戦で入水した二位尼(清盛の妻)が、宮島・有之浦(宮島桟橋から嚴島神社にかけての浜辺)に漂着したという言い伝えがあり、二位尼を偲んで石燈籠が建てられています。
宮島桟橋から嚴島神社まで海岸通りに歩いて行く道中にあり、約2.7メートルほどの石燈籠です。
◆アクセス:宮島桟橋から徒歩約10分
経塚(清盛塚)

嚴島神社を見下ろす小高い丘の上(経ノ尾)にひっそりと佇み、別名清盛塚と呼ばれています。
清盛公が一字一石の法華経を刻み、ここに納めたと伝えられています。
昔から、このあたりの木や石をとれば、祟りがあると言われています。
◆アクセス:宮島桟橋から徒歩約25分嚴島神社出口から徒歩約5分(階段が急で危険です。)
御幸石・滝宮神社(末社)
治承4年(1180年)、安徳天皇に譲位した高倉上皇は、清盛公らと嚴島神社に参詣し滝宮に詣でたと「高倉院嚴島行幸記」に記されています。
その際に、白糸ノ滝の前にある大岩から滝をご覧になったところから「御幸石」と称されています。
◆アクセス:大聖院登山道入り口から5分
厳島神社

平清盛公が現在の姿に造営したとされる嚴島神社は、江戸時代に日本三景の一つと紹介され、また1996年に世界遺産に登録されました。
朱塗りの寝殿造となっています。
■参拝6:30~18:00(季節により変更)(無休)
■参拝料大人300円、高校生200円、小中学生100円
「嚴島神社と平清盛」フロア(宮島歴史民族資料館)

平清盛の足跡から、世界文化遺産となる今日までの映像資料や年表などを6つのゾーンに分けて展示しています。平清盛像や二位尼像をはじめ源平合戦の錦絵や大河ドラマで使用された小物、そして映像シアター(上映時間約10分)など見どころいっぱいです。
●入館料/大人300円・高校生170円・小・中学生以下無料
●開館時間/8:30~17:00 (最終入館16:30)
●休館日/月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)12月26日~31日